フィリピンが「世界で最も魅力的な島―アジア部門」最多受賞
世界で最も魅力的な島―アジア部門」の第１位に輝いたのは、セブ島・ビサヤ諸島。セブ島は、世界屈指のリゾートアイランドとして知られている。またほかにもフィリピンからは、第４位にパラワン島、第５位にシャルガオ島、第６位にボラカイ島がそれぞれランクイン。これは同部門内で、他のアジア諸国に比べ最も多くの島・エリアがランクインしたことになる。
同誌は「フィリピンの中心部に位置するセブ島は、島の北部沿岸のビーチやダイビングスポットで毎年何百万人もの旅行者を魅了しています。セブ島市内にはスペインとローマ・カトリックの影響が色濃く残っており、『バシリカ・ミノレ・デル・サント・ニーニョ教会』には、ポルトガルの航海者フェルディナンド・マゼランから贈られたイエス・キリストの像など歴史的遺産などがあります」とコメント。
またこの結果を受け、フィリピン観光省のバーナデット・ロムロ・プヤット大臣は、次のように語った。「フィリピンは最高の自然に恵まれており、この度、世界でもっとも有名な旅行・観光誌である『Condé Nast Traveler』に我々の島やビーチを連続で称賛いただけました。今回の受賞は、フィリピン観光省に自信を与えてくれるもので、私たちは国内の観光を少しずつ再開し、世界の状況が良くなったときに再び海外からの旅行者をお迎えするために継続的に戦略・準備を実行してまいります」
7,600以上を誇るフィリピンの魅力溢れる島々
「Reader’s Choice Award」は、今年で第33回目を迎える海外旅行通にはお馴染みのアワード。今回は60万人の旅行者を対象に、アジア、オーストラリア、南太平洋、カリブ海と大西洋、アフリカとインド洋、ヨーロッパ、北米と計６つの地域ごと、「最も魅力的な島」に関するオンライン投票を実施した。
なお今回の投票では、セブ島・ビサヤ諸島がひとつのエリアとしてまとめられているが、西ビサヤにあるボラカイ島は別エリアに区分されている。
ちなみに昨年の同部門では、フィリピンから３つの島がランクインしており、第１位はボラカイ島、第２位はセブ島・ビサヤ諸島、第４位はパラワン島となっていた。今回はこれらに加え、シャルガオ島が評価された形となる。
フィリピンの多くの島々が世界中から魅力的な観光地として注目を浴びるなか、プヤット大臣はフィリピン観光省の今後について、観光業界全体でこれら観光地の維持・保存を続けていくよう挑戦していく、とも語っている。「7,641以上の島々があるわが国の列島には、自然を愛する旅行者が新たに発見できる場所がまだまだたくさん残っています。観光業再生・回復への道のりのなかで、同省は基本原則のひとつとして掲げているように、持続可能かつ責任のある観光地の開発を継続的に実施していくことが我々の挑戦であると感じています」
いつかまた気兼ねなく海外旅行ができるようになったら、美しいフィリピンの島々を旅先に選んでみてはいかがだろう。
Source: TRIPPING!編集部, https://tripping.jp/asean/philippines/85002